从 KAG 3 以下移植的注意事项与 KAG 3 的新功能相关

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小牛编辑
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2023-12-01

 KAG 3 はそれまでの KAG を新しく書き直したもので、シナリオレベルでの互換性はありますが、細かい差異もあります。
 もっとも大き変更は、シナリオファイル中の改行を無視するようになったことですが、これは Config.tjs の global.ignoreCRfalse に指定することで旧 KAG の動作と同じにすることができます。
 また、quake タグの time 属性は、KAG 3 では ms 単位になりました。KAG 3 未満の、文字数単位にしたい場合は Config.tjs の defaultQuakeTimeInChUnittrue に設定してください。

 KAG 3 未満に比べて、文字が大きめに出てきます。小さめのフォントを指定してみてください。

 セーブデータの保存場所は、デフォルトで実行可能ファイルのあるフォルダ以下の savedata フォルダになっていますのでご注意ください。

 タグもいくつかの相違点があります。

  • emb タグに zenkaku 属性がない
  • playvideo の usesound 属性廃止
  • clearsysvar はシステム変数をクリアするだけ

 他にも動作が違うタグがあるかもしれませんが、おそらく KAG 3 のバグかと思います。変に思ったら作者までご一報ください。
 プラグインの扱いの違いについては 正式制作前的准备 の「プラグインについて」をご覧ください。

KAG 3 の新機能

KAG のシナリオ解析部を吉里吉里2本体に内蔵
 吉里吉里2本体には KAG のシナリオを解析するための機能が組み込まれまし
た。KAG 2.x では TJS スクリプトで処理していましたが、これを本体に内蔵す
ることによってシナリオの解析速度が飛躍的に高速化されました。
ほとんどのタグに cond 属性が使える
 cond 属性はほとんどすべてのタグに使用でき、cond="式" で指定した式が真
の場合だけ、そのタグだを実行するようになります。たとえば、

[jumpcond="f.flag1==0"target=*loop]


と記述すると、f.flag1 が 0 の時だけ *loop というラベルにジャンプする、と
いう意味になります。

アニメーション情報ファイルが asq から asd になった
 より汎用性の高い形式である asd 形式になりました。配布ファイル中の
asq2asd は asq ファイルを asd ファイルに変換するスクリプトです。asd ファ
イルの記述については AnimationLayer.tjs 内をご覧ください。
 また、アニメーションセグメントと呼ばれる方法を使って、一つの画像に対し
て複数のアニメーションを同時に実行できます。
メッセージ履歴が縦書き表示できるようになった
 横書きに加えて縦書き表示ができるようになりました。Config.tjs で設定し
ます。
セーブデータの暗号化が可能に
 セーブデータに簡単な暗号化をかけることができるようになりました。
Config.tjs で設定します。
UNICODE ファイルへの対応
 吉里吉里2が出力するテキストファイルは基本的に UNICODE ( UTF-16 ) です。
 セーブデータなどは UNICODE で出力されます。UNICODE を扱うことのできる
テキストエディタを用意しておくと便利かと思います。
 また、吉里吉里2へ読み込ませるファイル ( KAG シナリオなど ) として UNICODE 形式の
テキストファイルを読み込ませることが可能になりました。
ムービー形式として MPEG に正式対応
 MPEG を再生できるようになりました。アーカイブ内に MPEG ファイルを納め
ても再生できます。
 ただし、ムービーを再生するには、吉里吉里2本体に付属している
krmovie.dll を、吉里吉里2本体と同じフォルダにおいておく必要があります。
 また、ムービーを再生するために DirectX8 以降が OS にインストールされて
いる必要があります(DirectX9以降を推奨します)。
レンダリング済みフォントへの対応
 レンダリング済みフォントを使用することによって、OS や環境によるフォント
の違いや、字詰めの問題を回避できます。また、作成者側の環境でのフォントデ
ータを用いるため、プレーヤの環境にないフォントや外字を使用することができ
ます。
 レンダリング済みフォントを作成するには krkrfont.exe を使います。